君とうまく話せるかな

結局、石渡淳治草野正宗の歌詞が当時の女子(今は34くらいのオバ)には響く。YUKIじゃないしCharaじゃない。スーパーカースピッツに、我々は憂鬱になれるのである。くるりとかナンバーガールとかは男子のものでもあるから、憂鬱の種類が異なる。とかクソどうでもいいことを考えつつ、掃除とか洗濯とか炊事とか手際悪くしていたら、ピンポンが2回鳴った。

1回目は、郵便がポストに入らなかったという用件の郵便局の配達の人で、チャイルド・スポンサーシップという子供の為の事業への寄付を始めたので、そのガイドブックが届いていた。これは特定の子供のスポンサーとして手紙のやり取りが出来るのだけど、スワジランドという全く知らなかった国の10歳の女の子になったようで、その写真と名前と地域と、事業の内容の説明などが同封されていた。スワジランドエイズ罹患率が高くて、トイレの建設とか啓蒙とかが必要みたいだった。手紙にはこちらの写真やシールを同封すると喜ばれるとガイドブックにあったので、最近の写真とシールを少し入れて、初回の挨拶文を用意した。(フォーマットがある)基本的に半年スパンでのやり取りになるようなので、負担がなくてちょうどいいなと思う。禁煙したから、その分浮いたであろうお金で何かしたかったけど、すっごく難しい名前の女の子と英語で(!)文通してみようと思う。アフリカまでのエアメールが130円なのが安くて驚き。

2回目は、隣の部屋に引っ越してきた人で、洗剤とラップをいただいた。子供が2人いるからうるさいかもしれない、と言っていたけど、うちも大概ぎゃあぎゃあ騒いでいるので、全く構いません。こちらこそいつもガチャガチャしているので、うるさかったら言ってください!と心底本当のことをお伝えした。むしろ存分に騒いでほしい。その方がこちらも気が楽です。

わたしはここの土地が結構気に入っている。良さそうな家族が隣に来て、なんだか嬉しい気持ち。この人たちもここが気に入るといいなと思う。ちょうどラップが無くなりそうだったから、ほんと助かっちゃった。

 

大森靖子が好きで、デートはやめよう、という曲を30回くらい聴いて、hayatochiriを2回聴いて、魔法が使えないならを歌って、枕のカバーを替えたり、きのこを焼いたり、玄関を掃いたりしました。晴天で、途中で一回ストロングゼロを買ってきて、白昼の飲酒をし、「純粋な~感情は~今もずっと変わってないのに、肝心の~問題は~いつになってもわーからないよ~」とミキちゃん感醸したつもりで台所につったって歌って楽しかった。誰かナカコーやってよ。(夫はスーパーカーを知らない)