死ー、歯ー、her

歯の治療は憂鬱だけど、今回は定期検診なので平気だ。

わかってたんだけど、定期検診の結果は歯は良くて歯肉が良くなかった。煙草と食い縛りだと思うけど、まあとにかく歯垢の除去をやって(歯茎が悪いので痛い)、一個「丸」意外、全部「斜線」であることを褒められた。斜線の意味を知らないのでピンとこなかったけど、未治療の健全歯らしい。丸は治療済みだって。親不知が一本まだ生えている。

その歯のクリーニングなんだけど、保険の関係で2回に分けないといけないらしい。年末最後の診療日に行ったので、年明けからになって大分間が空く。果たしてわたしは、下の歯垢だけ除去されてピカピカになった。上の歯が否応なしに気になるけど仕方ない。なぜかこの間が空くことに関して受付の人が爆笑していて、この辺りは世の中いい感じに狂ってて、いい雰囲気と思いました。(ド近所の歯科医に行った。)

歯の治療費を下ろすために行ったセブンイレブンに、今度は歯が終わったので酒を買いに行った。途中で気が変わって飲むブルガリアの大きいやつにした。最近は飲むヨーグルトにハマっている。ストローで飲む。酒とか牛乳とか何でもかんでもストローで飲むのが流行っている。零さないから。

夕方には精神科に行かなければいけなかった。行くこと自体然程嫌じゃないのだけど、道程が寒すぎて泣ける。主に家から駅までの徒歩区間と、駅のホームの待ち時間。畑には霜が降りていて、風が強くて木が凪いていて、しかしそんな日でもラジオをかけながら農作業をしている人がいる。

遅い時間には空になってしまうことが多い無人販売所では、夏よりも沢山の種類の野菜や果物が置いてあって魅力的だった。でもゆずや小松菜を鞄に入れて都会に出るのは、なんかなぁ。重いし。新宿で鞄からネギ出てる人は見たことがない。諦めて、向かい風に耳を凍らせながら歩く。年末年始は苦手なんだ。

本当に、勝手に1年を区切らないでほしい。勝手に去年を過去にして、何もかも新しくしないで。というか、寒いのに大掃除だとか初詣だとか、理不尽だ。寒いことは本当に嫌いだし、夏以外大体寒いのに、年末年始は頭おかしくなりそうなほど寒いので、おかしい頭が余計におかしくなる。新年が怖いし、疲れる。

好きなことや人が沢山いるのに、この希望のなさは何なんだろうか、よくわからない。未来が全然欲しくない。

でも夫はお正月ラバーだから、テンションが上がっている。お雑煮を作ってくれると言う。わたしは小松菜を買わなければいけない。やっぱり、無人販売所で小松菜だけでも買っておけば良かったかしら。

毎年作っていた年賀状も、今年はやめます。イノシシなんて可愛くないし、好きな人に好きな葉書を、好きな時に出しますから、好きな人達はそれまで待っていて下さい。

てかそんな余力ないし、2019年もわたしには戦争です。暖かくして、手榴弾を胸に秘めつつ、牛乳とクリームソーダを飲み続ける。