ホットのチャイを飲む

 12月になった。「#国は安楽死を認めてください」といったタグがTwitterで毎週末に表示される。呟いている人は殆どは癌の患者さんではなくて、発達障害精神障害やその他身体の病気ではないけれど生きづらい人という感じだった。他にも色々な人がいたけれど。安楽死が本当に安楽なのかとか、死が本当に何もない世界なのかとかがわからないから、安楽死が救済になり得るのかわからない。でも苦しくて切羽詰まっている人に有効なことがもっとあればいいのにと思う。社会に希望がないし、いつでも人身事故が起こるし、なんか差別的な政務官が首相に職を守られたりするし、私もしょんぼりです。

 さて、朝起きるのと入浴が億劫な季節がやってきました。私は本当にお風呂が苦手で、すごい疲れちゃうというのが理由だけど、入るとさっぱりはする。社会的な体裁もあるから、仕方なく二日に一回は入るようにしてます。シャンプーとかにも興味も拘りもないので、ずっと同じメーカーのを漫然と使っている。さらにいうとお風呂を上がった後のドライヤーとかスキンケアも面倒であまりしないんだけど、近年はオールインワンのクリームが売られているので、負担は少しなくなったかも。ドライヤーなんてしなくても死なないし。

 少し前に誕生日で、まあまあアラフォーなんですけど、色々お小遣いをもらったりしたので、焼肉を食べた。私は誕生日を3回くらい精神病院で過ごしていて、それはそれで淡々粛々としていて良かったけれど、バーンと焼肉食べている方がやっぱり楽しいなと思いました。夫も嬉しそうにしていて、テンションが上がったので、カラオケにも行った。

 会社の昼休みに、休憩室に席が足りないので(コロナ対策の間引きによる)、よく近所の商業ビルとか、住宅地とかを散策する。ラーメン屋さんで油そば(ホタテ油そばというものでめちゃくちゃ美味しい!大好き!)を食べて、残りの時間を散歩で過ごす。この間は住宅地の中にお菓子屋さんを見つけたけれど、定休日で買えなかった。クッキーを買いたい欲だけが残っちゃって、チームの人5人に、一個ずつ2枚個包装のクッキーをコンビニで買って「散歩のお土産です」と配った。ギョッとしてたけど、美味しいクッキーだから喜んでくれたと思う。そんで一昨日はカルディでチャイと柚子茶を買おうとして、夫が柚子茶を飲んでるところを見たことがなかったので、チャイだけにしておいた。夫は柚子茶のこと曖昧にしか知らない気がする。柚子茶の瓶は巨大なので、彼が柚子茶を飲むのか確認した方がいいと思ったけど、別にとっとと買って勝手に飲ませば良かったと後で思った。

 鬱ではないような気分ですけど、ふとした瞬間に鉛のように重い窒素みたいなのが肩の周りから、何というか後ろからハグみたいな感じでやってくる。それは怖くはないんだけど、鬱陶しいし、パッとしないし、パッとしないというのは本当に鬱陶しいので、ええいって思ってマスクの下で思いっきり口を歪めてみたりしてます。先日2時間の電車遅延があって、人身事故だったんだけど、本当に悲しくなる。鮨詰めの電車の中で、口を丸、三角、四角って動かして気持ちを無にしてたけど、四角い口で窓に押し付けられながら見る空が、白く無機質で綺麗なので、とても憂鬱になった。

 クリスマスのアドベントカレンダーをぺりぺりと開けながら、美味しい飲み物を色々と飲みたいと思いました。

 

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