エナジー

人との関わり方というか世界の構築の方法というか、人の存在様式はきっと想像以上に多種多様だといつも思う。

いいとか悪いとか勿論無くて、ただ人それぞれの生き方があるっていう当たり前の話なんだけど、その差異はいつ出会っても新鮮だ。

 

わたしの場合は、人生において圧倒的に対人関係の重要度が高い。よくわかんないけど、性分なんだと思う。

人の良い所を探すのが得意だけれど、それは美徳でもなんでもなくて、他人をぐいぐい良く評価することで、相乗効果的に自己肯定感も上げようとする姑息な所がある。

自分は、決定的に自己中心的なんだと思う。そう思うんだけど、その在り方は抜本的に変えられるものでもなくて、ただたまにその自分に都合よく他人を捉えることの傲慢さに気づいてゾッとする。

人間そのものとして人々は存在していて、自分とは絶対的に別個の生命だということを、忘れてはいけない。それはわたしにとっての敬意で、他人を尊重するということだと思う。

孤高の人みたいなのは格好いいし憧れるけれど、多分わたしは違うんだろう。善き他人と関わりながら、しかしその人の生命性みたいなものをしっかり感じて、自分と空気と他人を分けて人間や世界を愛していくのが、わたしの場合のベターな在り方なのだと思う。

(言いたいこと伝わるかなぁ)

 

身近に観察できる面白人間であるところの夫は、またちょっと違う生を過ごしている。肉眼で見て音声で聞く範囲でしか知らないけど、わたしより身体性がありそう。なんていうか気持ちと行動と身体とが一致していて、とても素直な人だと思う。

いつもその瞬間に、ピッタリはまる感じ。今確かに、今の時間で存在するというか。妙にサッパリしてて面白い。

そんな風な人が、わたしの分もお菓子を買ってきたり、わたしのこと考えている時があることがたまに笑えるんだけど、そういう着眼点がなんか遠回しに自己中臭くていかんなぁ。

 

友達も会社の人も、それぞれの人生の様式があって、関わりあっている。そのことがすごく気に入っちゃうのは、わたしの様式なんだけど、在り方にもっと幅をもたせて、もっと世界のこと知りたい。そして自分の生命的なパワーを、もっと信用出来るものにしたい。

これは今日池袋の人混みで浮かんだ考えなんだけど、ひょんと出た前向きな想いに、自分で嬉しくなってしまった。

近頃漠然とした考えごとが多いので、サッサと文にして頭の容量を空けて、不測の事態に備えたいです。年末だしさ。