コーリング

1、2日前に奈良で鉄道自殺をした16歳の女の子が、飛び込むまでの1時間くらいを動画配信していて、ツイッターで話題になっていた。

よせばいいのに映像を見てしまう。ホームから飛び降りる瞬間と、そこから間を置かずに現れた走行する電車に、その速さに息が詰まる。動画はそこで終わりだった。消音で見たので、彼女が何を話しているのかわからなかった。そのうち削除されると思う。


別に鉄道に飛び込んだり高所から飛び降りたりする予定は無いんだけど、もう20年近くカジュアルな死にたみに取り憑かれているので、自殺がどうも他人事には捉えられない。自殺企図はありません。でも希死念慮はある。ずっと。電気ショックでもして欲しいくらいしんどいし、まあまあ生活にも実害あります。けどそれはわたしの人生の一部でもある。遺憾ながら。


で、鉄道自殺した人達の遺留品には、その日のプレゼンの資料とか数ヶ月先までの定期とか、とてもその当日に自殺した人とは思えないものがよくあるんだそうだ。死ぬ気じゃなかったのに、ゴーっと行き交う電車を見てたら、黄色いブロックの向こう側に吸い寄せられちゃうんだと想像する。少なくともわたしはそういう時がある。だからホームドアは安心だし、ホームドアがない時は絶対にホームギリギリは歩かない。魔が差すのが怖いから。自分が死ぬことはまあいいんだけど、夫が可哀想だし、そんな風に夫を裏切るのは嫌だ。電車怖いです。


わたしは近未来の自分の自殺の可能性については無いと思っていて、別に死ぬほど辛いことなんて無いし、毎日楽しいことがある。

でも、死にたいことが辛く、それで死にたいことがある。わかるだろうか。

なんとなく、それって病気なんだと思う。リーマスは頑張ってるけど、完璧じゃない。

死にたいようなことなんて無いもの。なのでわたしが自殺したら、それは病死だと思う。結構真剣にそう思うよ。


計画も希望もないけど、魔が差すかもしれない可能性はいつもあって、なので自分の衝動が怖いし、自分の情動も信用してない。丁寧に生かしている。我ながらとても抑制が効いていると思う。

自己規制みたいな感じで抑制することの弊害もあるんだけど、わけわからんうちに死ぬよりよくね?と思いますね。

正直、死なないように自分を監視するのは結構労力がいるし、そもそも人間なんてそう簡単には死ねないし、無駄骨のような気もするんだけど、死んでから「もっと気をつけてればよかった、、、」とか後悔すら出来ないし、謎の魔人から自己防衛しています。こっちに来るんじゃない。


わたしは躁うつ病界ではきっとかなり上手くやってる方なはずだし、寛解グループなんだと思う。仕事行って、完璧夫がいて、映画みたりしてさ。

だけど意外とまだ根幹的なところで、困難がある。みんなあんまりわかってない気がするんだけど、これは思ったより疲弊するし、人生に要らないし、結構邪魔。

こんだけピンピンして文句ばっか言って生きているけど、電気ショックで治るなら即受けたいし、魔が差しても受け流せるほど平常心では無い。闇はないけど、病みはやっぱちょっとあると思う。

そして、マジでどうにかしてくれ、と思っています。