プラネットA'

地球を大切にしよう。とあまり思わない。それは多分完全に、多分に正しくない。

よく「There is no planet B」という札を持った海外のお洒落な若者をネットで見るけれど、それはきらきらととてもまっとうなのだけど、暑く熱くまともじゃない夏、その死者数をテレビで見ながら、わたしの感情は牛乳を飲み干したカップの淵に座り込んだまま、動かない。沈まないし、浮かない。夏のわたしの周辺は、線上に在る。

9月になった。

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今月から土曜日が出勤になった。いつもと違う座席の電車が来る。座って、青空文庫で何か読む。例えば、春と修羅とか。

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ダイエットしていようとしている。うまくいきません。

フィギュアスケートのシーズンが来た。わたしも幾分、彼らのように自己管理が出来ればいいんだけど、動機も必要性も、結局の所薄いのだった。夏を過ぎても、まだ眠る前に氷を口に含んでいる。君も透明にしちゃうよ、という映画の台詞が怖かった。

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料理を長くしていないけれど、梨を買って梨を剥く。甘い水分が滴る。電気代の請求書に零してしまう。クーラーをつけていた割には電気代は思ったよりも安く収まっていた。

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夏の間ずっと、ブラトップ的なものを着用して、ブラジャーはしなかった。ブラトップの生地のサラサラが冷ややかに思えてきた頃に、ブラジャーとキャミソールをつけると、なんだかUFOキャッチャーに背中から掴まれたみたいな気持ちがした。わたしはスウスウする感じが苦手で、秋は不安になる。UFOキャッチャーのガラスの向こうには、混沌がある。ワイパックスを飲んだ。

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ショートヘアにしたい。