歯はは〜

 今私は、絶対してはいけない所業、歯医者の前の飲酒をしています。わざとじゃないんです、ついうっかりプシュッと開けてしまい、ごくっと行ってから「あ、今日歯医者だった」と気付いたのであった。歯医者に行く時刻には酒臭くはないと思うけれど、麻酔は効かないかもしれない。今日虫歯治療なんですがね。もう本当に嫌です。だけど日曜の朝にアルコールなしでは、なんとも立ち行かない人生なのでした。麻酔、効いてください。

 リビングのマットとベッドのシーツを替えたりしないといけない。もう夏ですから、布団も軽くしたい。早起きが出来たので、これらのことが可能かもしれないと思うと、ちょっと嬉しかった。音楽でもかけようと思った。

 私は実際、仕事を辞めて入院したいような心持ちです。入院しているとそれはそれで社会性を試されるけど、それでもほとんどは善良な人たちだと思う。夫も善良だし、そのほかの関わる人たちも善良ではあるのだけど、やはり俗世にいるというだけで、疲弊するものがある。入院してもその後はまた同じことになるのだけれど。

 とりあえずアルコールが抜けていない私は、マットやシーツ類を替えて、音楽を聴きながら歯磨きをするのが良さそうだった。こんなことにはうんざりしている。歯の定期検診に全く行かない夫を見習おうかと思ってしまう。でも歯は多分大事ね。